定款・会則 / 投稿規定
1.編集方針
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌(The Journal of the Japan Society for Respiratory Care and Rehabilitation;以下本誌)は一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会(以下、本学会)の機関誌として呼吸管理、呼吸リハビリテーションならびにその周辺領域に関する基礎的、臨床的研究の成果を発表するために刊行される。本誌には、本学会会員の大多数に寄与すると認められた論文を掲載するものとする。
2.投稿条件
投稿者のうち筆頭著者は本学会員であることを要する(特別講演、招請講演、教育講演、シンポジウム、ワークショップ等の学術集会指定演題に関する投稿論文は非会員でも可とする)。総説、原著、研究報告および症例報告での投稿原稿は他誌に発表されていないものとする(他誌で英文等で掲載し、和文翻訳した論文も不可)。また、続報を読まないと論文の主旨が了解できないものは、原則として採用しない。コミュニティに認知されたプレプリントサーバで著者が投稿準備段階あるいは投稿時と同一の原稿を投稿前に公開することは認める(プレプリントサーバにて英文で公開し、和文翻訳した論文も投稿可)。この方針は、一次研究を記述した原稿のオリジナル版にのみ適用される。ただし、投稿後のプレプリントサーバ公開あるいは、すでに公開した論文の投稿後の変更・更新は認めない。したがって、査読者の意見を受けた後に修正・加筆をした原稿、出版のために受理された原稿、学会誌に掲載された原稿もプレプリントサーバに掲載・公開してはならない。規定に反した掲載・公開が判明した場合、本誌は非採択とする。本誌に原稿が採択された場合、プレプリントサーバの論文に本誌論文へのリンクを表示する必要がある。
投稿した著者らは共著者全員を含めて、国内外のタバコ関連企業あるいは団体から何らかの助成あるいは協力を一切受けていないこととする。過去にその事実があり、現在は関係を断っている場合には投稿時に申告し、学会の審議を仰ぐものとする。
3.著者
研究および論文作成において筆頭著者と同等の貢献をした1名を共同筆頭著者とすることができる。但し、学術集会指定演題に関する依頼論文は、この限りではない。共同筆頭著者は、投稿フォーマットの著者名欄で明記すること。指導的立場にあり、投稿手続きや論文の内容および問い合わせに対して責任を有する著者を論文の責任者(以下、Corresponding author)とし、「所属部署の責任者」、または「当該研究の責任者」がこの役割を担う。Corresponding authorは、投稿前に文章を確認するとともに、論文内容に関して共著者の了解を得る。Corresponding authorの連絡先に変更があった場合は、速やかに編集事務局へ連絡をすること。
4.論文の採否
論文の採否は査読者の意見を受けて編集委員会で決定し、掲載は受付順を原則とする。
論文修正依頼後、6ヵ月を過ぎても返事のないものは投稿を取り消したものとする。
5.論文の種類
総説、原著、症例報告、研究報告、レター、学術集会発表内容(特別講演、招請講演、教育講演、シンポジウム、ワークショップ等)、理事会の承認を得た企画などとする。
6.原稿の書き方
原稿はMS Wordにて作成し、横書き、新仮名使いのわかりやすい口語体の文章とし、本学会で作成した原稿フォーマットを使用すること。プリント原稿はA4で12ポイント、ダブルスペース(一行あいだを開ける)とする。日本語は全角文字、英語は半角文字とする。用語は、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会、日本内科学会、日本呼吸器学会などの専門学会の用語集に準じ、無用な外国語は避ける。略語ははじめに使用する時に必ず略さずに書き、略語との関係がわかるようにする。表題には略語を用いてはならない。
表:コンピュータソフト(MS Word, Excel等)で作成し、画像化(JPG、PDF)しない。
図:線画の解像度は600 dpi以上、写真の解像度は300 dpi以上とする。コンピュータソフト(Power Point等)で作成し、TIF, EPS, pptx形式で保存して投稿する。
7.論文の構成
論文は、(1)表題(日本語、英語)、著者(日本語、英語、会員番号(筆頭著者は必須、共著者は会員の場合記入)、所属(日本語、英語)、責任著者(Corresponding author)(氏名、郵便番号、住所、所属、電話、Eメール)、(2)要旨(日本語のみ)、(3)キーワード(日本語、7語程度)、(4)緒言、(5)対象、方法(倫理的配慮を含む)、(6)成績、結果、(7)考察、(8)引用文献(原則20以内とする)、(9)図表とその説明(日本語でも可)で構成し、表紙には論文の種類、および座長推薦演題、優秀演題賞受賞の場合にはその旨と、論文の総文字数を明記し、原稿には必ずページ番号およびページごとに行番号を付ける。
1)表題:40字以内とし、内容を十分理解できるものとする。また20字以内で短縮表題を提出する。
2)要旨:日本語で、400字以内とする。
3)キーワード:日本語で7語程度とする。キーワードは、医学用語辞典などを参考とする。
4)図表、写真:用いる文字は日本語でもよい。説明の記載法は既述した本文のものと同様にする。図および写真は、上記6.の仕様に従い、そのまま製版できるものとする。本文にはこれらの図、写真の挿入場所を指定する。
5)引用文献:本文に引用された順番に番号を付し、本文の末尾に一括して記載する。著者名は3名以内とし、4名以上の場合は和文誌では「他」、英文誌では「et al.」とする。雑誌は、著者(3名まで)、他(et al.):表題. 雑誌名、巻:開始ページ-終了ぺージ、年(西暦). 単行本は, 著者(3名まで)、他(et al.):表題. 編集者名または監修名、単行本名、出版社、所在地、年(西暦)、開始ページ-終了ページ。の順に記載する。雑誌名は医学中央雑誌およびIndex Medicusの記載に従う。但し、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌の論文を引用する場合には、「日呼ケアリハ学誌」とする。Webページ引用時には、引用部分を閲覧できるURL、閲覧を行った最新の日を記載する。
例)和文誌 角野 直, 田中貴子, 北川知佳, 他: Nagasaki University Endurance Shuttle Walking Testの再現性. 日呼ケアリハ学誌, 19:127-130, 2009.
英文誌 Mukarami K, Habukawa C, Kurosawa H, et al.:Evaluation of airway responsiveness using colored three-dimensional analyses of a new forced oscillation technique in controlled asthmatic and nonasthmatic children. Respir Investig, 52:57-64,2014.
単行本 赤星俊樹, 永岡賢一:COPDの診断. 橋本修一編, 閉塞性肺疾患(COPD)のマネジメント改訂版, 医薬ジャーナル社, 大阪, 2010, 52-62.
Webページ World Health Organization, 3 July 2003. Update 94: Preparing for the Next Influenza Season in a World Altered by SARS. http://www.who.International/csr/disease/ influenza/sars. Accessed: 15 September 2003.
プレプリントサーバ Kasuke Kagaku, Sakura Gijutsu, and Sabumi Kikou. 2022. JST starts operation of preprint server Jxiv. Jxiv, doi: https://xxxxxxx, version 2 科学香助, 技術さくら, 機構佐文 2022. JST のプレプリントサーバ Jxiv の運用開始. Jxiv, doi: https://xxxxxx, version 2
なお、巻、号、ページ数などがまだ付いていないonline文献を引用することも可能である。その場合は、DOI(Digital Object Identifier)を下記のように用いる。
Walker J, Kelly PT, Beckert L: Airline policy for passengers requiring supplemental in-flight oxygen. Respirology 2009, doi 10.1111/j.1440-1843.2009.01521.x
6)度量衡の単位:SI単位の他に、m、mm、cm、ml、kg、mg、Torrなどを用いることもできる。
8.投稿方法
論文の投稿は下記宛にE-mail送信にて行う。E-mailの件名は「投稿原稿」とする。指定演題(特別講演、招請講演、教育講演、シンポジウム、ワークショップ等を総説として報告するもの)または座長推薦演題、優秀演題賞受賞の場合にはその旨も明記する。論文は本文、図・表について、それぞれファイルを作成し、ファイル内の文字化けや図や写真の解像度を確認する。本学会所定の「自己申告によるCOI報告書」、「著者同意書」、「タバコ関連企業に関する誓約書」に署名・捺印の上、電子ファイル化し、論文と合わせてメールに添付する。
修正論文 修正論文の提出を求められた際は、原稿および査読結果への回答ファイルを添付し、下記にメール送付する。E-mailの件名は「修正原稿」とし、論文番号を明記する。
論文送付先
一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会編集事務局(レタープレス㈱内) 宛
E-mail:edit@jsrcr.jp
投稿規定
9.著者校正
原則初校時に1回とする。校正結果は制作会社に直接連絡すること。
10.原稿の長さ、および掲載料
引用文献・著者名・著者所属を含まない総文字数が、総説、原著、研究報告は8,000字以内、症例報告は4,000字以内、レターは1,600字以内とする。ただし図表は1枚につき、 400字として換算する。掲載料は、総説、原著、研究報告は刷上り5ページまで、症例報告は刷上り2ページまでを無料とするが、それを超える超過ページ料、4個目からの図の制作費、作り直した図の制作費、その他の規定外の費用は著者負担とする。
a)超過ページ料 1ページにつき10,000円(税別)
b)図の制作費・作り直した図の制作費 700円から(税別)
11.別刷
表紙の印刷を希望する場合は、その費用は著者負担とする。次表を超える場合は別途依頼する。
別刷料金(税別) ※注文は10部単位 ※カラ―・モノクロ同一料金
(円)
注文部数 | 30部まで | 40・50部 | 60-80部 | 90・100部 |
---|---|---|---|---|
本文ページ数 | ||||
1-4 | 6,000 | 7,000 | 8,000 | 9,000 |
5-8 | 6,000 | 8,000 | 13,000 | 16,000 |
9-12 | 7,500 | 12,000 | 20,000 | 24,000 |
13-16 | 10,000 | 16,000 | 26,000 | 32,000 |
12.著作権
本学会誌に掲載された論文の著作権は、論文が採択された時点から一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会に属する。
13.倫理規定
1)ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針、遺伝子治療臨床研究に関する倫理指針、臨床研究法、または人を対象とする医学系研究に関する倫理指針に該当する研究の場合には、施設内倫理委員会あるいは適切な他の倫理委員会の承認を受けたことを本文中ならびに本学会作成の原稿フォーマットに記載すること。また研究対象者に説明や同意取得を行った場合には、その旨も記載すること。
2)動物実験の場合は動物実験の適正な実施に向けたガイドラインなどを参照して科学的および倫理的規範に準じて行い、施設のガイドラインに準拠すること。論文内容によっては、公的あるいはそれに準ずる機関、専門学会等からの指針を参考に、編集委員会からの別途関連事項について確認する場合がある。
14.利益相反
利益相反に関して,本学会が定める規則に則り、投稿時に有無について開示する。
15.規定の改定
その他の事項に関しては、理事会が決定する。ただし、緊急の場合には、編集委員長が決定し、事後理事会に報告し、承認を得る。
附則
1.2001年8月3日 改定
2.2006年12月18日 改定
3.2010年12月22日 改定
4.2012年11月23日 改定
5.2013年10月9日 改定(COI報告書提出追加) 平成26年4月1日施行
6.2015年3月21日 改定(9.10.料金追加等)
7.2015年10月14日 改定、施行
8.2016年12月28日 改定、施行 (7.原稿送付先変更)
9.2017年6月14日 改定、施行 (9.掲載無料ページ数変更)
10.2018年11月 9日 改定、施行(2.投稿条件変更、7.投稿方法変更、12.倫理規定追加等)
11.2018年12月14日 改定、施行(2.投稿条件追加)
12.2019年12月19日 改定、施行(5.原稿の書き方変更、12.倫理規定変更)
13. 2020年2月5日 改定、施行(7.原稿送付先住所削除)
14. 2021年3月18日 改定、施行(12.倫理規定1)に臨床研究法を追加)
15. 2021年8月21日 改定、施行(2.投稿条件等にCorresponding author追加)
16. 2022年8月20日 改定、施行(2.6.11プレプリントサーバ関連追加等)
17. 2023年11月30日 改定、施行(3.著者追加、Corresponding author関連を3.に移行)
18. 2024年10月21日 改訂(7.論文の構成 5)引用文献の誤植を修正)