用語集
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 用語集
本学会は呼吸器疾患診療、呼吸管理、呼吸ケア、呼吸リハビリテーションなどに関わるテーマを対象に基礎および臨床的知見を科学的に追及する学会である。1980年に前身である呼吸管理研究会として発足し、2006年からは現在の名称を冠し、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師、薬剤師など幅広い会員が集う学会に成長している。これまで学会誌や学術集会などにおいて、様々な職種が活発な成果発表や議論を行ってきたが、議論の土台である学術用語については学会としての蓄積がなされていなかった。本学会の最大の特徴である、様々な職種間での議論を前進させ、深化させ、一定の結論を導く上で学会独自の用語整理を行う必要性が出てきた。 以上の背景から、2017年に本学会編集委員会内部に用語作成小委員会が設置され、本学会で頻用される用語について日本語、英語の表記を整理することとした。また本用語集については、毎年用語を積み上げていくこととした。
当学会としての用語集の目的と作成手順
- 学会誌に投稿される論文中の用語をできるだけ統一する。
- 用語の選択基準は編集委員会メンバーの任意基準、本学会で頻用される用語などを対象とする。
- 日本語や英語の表記の統一。
- 特に日本発の用語で、英語の表記の不統一を防ぐ。
- 日本呼吸器学会や他学会の用語集との整合をできるだけ保つ。
- 集約した用語を編集委員会のメンバーで査読する。
- 年1 回、学会誌に用語ページを設ける。
- 用語集としてホームページにも掲載する。
以上のような経緯で本学会用語集を作成し2018年に公開した。公開後本学会会員の皆さまにご意見をいただき、毎年改訂、更新を行っている。学会発表、論文作成時の用語の確認や論文査読の際に用語集への追加が必要と思われた用語についても随時事務局へご連絡いただければ次回改訂時に反映したい。今後も用語を積み重ねていくことで完成度が高まると思われる。
2022年9月
編集委員会(用語作成小委員長)福家 聡
- 編集委員会からの報告「訓練」,「練習」という用語の使い分けについて (2021年6月20日)
- 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 用語集(第6版 2024年8月30日)
- 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 用語集 略語テンプレート
※用語集に関するご意見がございましたら、学会事務局(info@jsrcr.jp)宛にご連絡いただけますと幸いです。