一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会

医療の質特別賞 / 医療の質特別賞 申し合わせ

Ⅰ.総則

  1. 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会に新たに賞をもうけ、これを「医療の質特別賞」と名付ける。
  2. 本賞は一般演題の中で医療の質の向上に寄与する点ですぐれた発表をした本会会員に対して、選考の上、本学会学術集会において授与する。
    本条でいう会員とは、当該学術集会開催年の年度開始日(9月1日)時点の会員とする。但し、学生・大学院生・初期研修医はその限りではない。
  3. 本賞は賞状並びに金一封をもってこれにあてる。なお受賞者は受賞後、その演題内容に関しての診療報酬提案書作成が必要になった場合には、その作成協力のため後日学会から依頼されることがある。

Ⅱ.選考

  1. 第1選考過程として、本学会の学術総会のために応募された一般演題のうち、プログラム委員が判定した評価のうち優秀とされたもの【5段階評価で5または4】を抽出する。
  2. 第2選考過程として、上記抽出された演題について、診療報酬適正化委員会によって4演題を選考する。その選考基準として、原則として以下の各領域から1演題ずつ選定する。 但し、採点最上位演題が同点の場合は複数選定とする。

    ①呼吸リハビリテーション領域
    ②酸素療法・呼吸管理領域
    ③疾病管理領域
    ④その他の領域

    なお、選定に当たっては、
    ①「患者のQOL」向上に貢献するものであること
    ②「医療の質」向上に貢献するものであること
    ③ 現在あるいは今後提案される診療報酬の改定や提案に関してそのエビデンス作成のための重要な情報を含んでいること

    という3つの視点から、選考するものとする。

  3. 第3選考過程として、上記選択された演題に関し理事会において3分の2 以上の多数決によって最終決定され、当学術集会席上で受賞式を実施する。
    なお、優秀演題賞と重複した場合であっても、それを可とする。
  4. 診療報酬適正化委員会の選考委員の施設に所属する者が同賞候補者となった場合には、当該選考委員は、同賞選考に加わらないものとする。
    また上記の場合において、同賞選考委員長が選考委員会審議から外れる場合には、議長は選考委員の互選により決定する。

Ⅲ.「医療の質特別賞」基金

  1. 本賞の基金は、第26回学術集会会長蝶名林直彦博士が、同学術集会運営において生じた剰余金を学会に委託した金品によって成り立っている。
  2. 本基金は理事長がこれを管理運営し、経理上の責任をおうものとする。
  3. 「医療の質特別賞」に関する金品は本基金より生ずる果実をもってこれにあてる。

Ⅳ.賞の内容

  1. 「医療の質特別賞」受賞者数は単年度4名を原則とするが、同点の場合は5名以上の受賞可とする。但し、該当者がない場合は、賞の授与を行わない。
  2. 「医療の質特別賞」の賞金は1領域5万円とし、基金の果実をこれにあてる。
  3. 1領域の受賞者が2名以上の場合は、賞金5万円を等分して授与する。

Ⅴ.補則

  1. 「医療の質特別賞」は10年継続した後、見直す機会を設けることとする。
  2. 本申し合わせの改定は、診療報酬適正化委員会および理事会の承認を得て、代議員総会に報告しなければならない。

附則:
1. この申し合わせは2017年11月16日から施行する。
2. 2018年11月9日改定(Ⅱ.選考3等)
3. 2021年3月18日改定(Ⅱ.選考3、Ⅳ.賞の内容、Ⅴ.補足)
4. 2022年8月20日改定(Ⅰ.総則2、会員要件の追記)